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秋の味覚きのこを食べて免疫機能をあげよう
低カロリーで食物繊維が豊富なきのこはダイエットの強い味方です!
さまざまな栄養機能成分によって生活習慣病の予防や
免疫機能の向上が期待できることでも注目されています。
うま味もたっぷりでどんな料理もおいしくしてくれるのもとっても魅力ですよね。
秋はきのこの季節。この機会にきのこパワーを見直し、定期的に食べて美と健康の底上げをしちゃいましょう!
きのこってなに?
実は、植物ではなくて菌の仲間なんです!
古くからは民間薬として用いられてきたきのこ。
まずは健康効果を得るための基本情報をチェックしましょう。
きのこは菌の仲間で、金活のリーダーのような存在
きのこは世界中に5万種類、日本🗾にも数千種類のきのこが存在するとされています。
その中で、私たちが食べて「美味しい!」と感じることができるのは150種類ほどと言われています。
日本では、栽培きのこの種類が増え現在約30種が人工栽培されています。
一年中いつでも手に入るきのこは、10種類ほどで、シイタケ、えのき茸、マイタケ、シメジなどです。
スーパーでは野菜売り場に多く並んでいますが、実は植物ではなくて、菌類です。
体にいい働きをする酵母菌や、麹菌などと同じで、真菌のなかまです。
きのこはチレードマークの傘の裏側に無数のヒダを持っていて、そこに胞子を形成します。
組織を切って調べると、菌糸が固まって子実体と呼ばれるきのこの形態を作っていることがわかります。
つまり、きのこは目に見える菌の塊であり、きのこを食べることは菌を丸ごと頂くことであり、
菌が持つパワーをストレートに取り込むことが出来るのです。
菌活のリーダーともいえる健康食材なんですね。腸内環境を整えて免疫機能を上げるために欠かせない存在なのです。
「旬」の栄養は新鮮なきのこだけにある
日本の栽培きのこの代表シイタケはかつては種菌を短木に埋める原木栽培が盛んでしたが、現在はおがくずで育てる菌床栽培が9割近くを占めているようです。
マイタケやなめこも原木栽培のものが農家の近隣に出回ることはありますが、流通品は菌床栽培です。
20年ほど前までの菌栽培は弱々しくて、味が劣ることもありましたが、今では一般の流通品では両者に差はなく栄養分も同じと考えて良いほど安定してきています。
しかし、収穫後の流通や保存状態で味や成分が変わってしまうこともあります。
栽培きのこには季節としての旬はありませんが、鮮度が高いうちに食べれば ‘‘旬‘‘を頂いたことと同じ効果が得られますね。
新鮮な食材を食べると必ず健康的効果が得られます。
できるだけ住んでいる土地の近くで採れたキノコを手に入れて購入した後はできるだけ早く食べる事が大切です。
食べられない時は干したり、冷凍して鮮度を維持することを常に意識するとGOODです👍
きのこには免疫力を上げる成分が多く含まれています。
しかし、きのこだけ食べていても健康になるわけではありません。
いろんな食材をバランスよく摂取すること。
近年は新しい栽培きのこも増えて様々な味が楽しめます。
手に入れられるチャンスがあれば是非そちらも試してみてくださいね。
新鮮なきのこの選び方
①傘はキレイなハリがあり、縁が内側に巻いているもの。白い部分が残っている物は若いきのこの証拠。
②傘と軸がしっかりくっ付いているもの。軸が弱いものは避ける。軸の長短は鮮度とは関係なし。
③ヒダが上に向いていてピンと張っているものは新鮮。しわくちゃ、茶褐色、斑点があるものは避ける。
④袋入りのきのこは表面が黒っぽくなったり水っぽくなっているものは避ける
⑤1日の摂取量は50~150gが理想。
シイタケ
シイタケは、コレステロールを低下させる働きがあるとされている特有の成分エリタデニンを含有しています。
鮮度が落ちるとエリタデニンの含有量は一気に減ってしまうので、できるだけ産地の近いものを選び、すぐに食べない時は干すか冷凍保存をするとムダがありません。
申請んあシイタケのヒダを上に向けて日光に当てて干しシイタケにすると、ビタミンDの含有量は2時間で約1,5倍、6時間で約2倍にアップします。
まいたけ
舞い踊りたくなるような美味しさから舞茸と命名されたきのこです。
近年は煮込んでも料理の色を変えない白マイタケの人気も高くノーマルのマイタケと成分は同じです。
マイタケに含まれるB-グルカンは免疫細胞の栄養源としての働きに加えて、特別な作用があります。
通常は体を守る働きをする免疫ですが、過剰に増えることで正常な細胞にダメージを与える事があります。
マイタケのB-グルカンは、そんな体に害を与える免疫物質を低下させる調節機能の働きを持つとされています。
えのきだけ
ダイエットサプリメントに用いられているキノコキトサンを多く含んでいますが、細胞壁が固いためにそのままでは吸収しづらいのが難点だと言われています。有効成分を効率的に摂り入れるには、「えのき氷」の利用がオススメです。
材料は
・えのき茸300g
・水400ml
この二つをミキサーにかけてペーストにします。
弱火で1時間ほど加熱し、粗熱をとって製氷機で冷凍しキューブ状にします。
これを一日3つ食べると健康効果が得られるとされています。
ブナシメジ
「香りマツタケ、味シメジ」は人工栽培が難しいホンジメジを示しています。
市販品の多くはブナシメジで、クセがほとんどなく、どんな料理にも合わせやすいのが利点です。
肝機能をサポートして疲労回復の働きをするオルニチンが多め。さらに、多糖類や、タンパク質の働きによって腫瘍とその転移を制御する働きが期待できることなども報告されています。
エリンギ
実は日本には自生していません。
1993年に人工栽培が始まった比較的新しいきのこです。
保湿作用があり、加齢による体臭の発生を予防すると言われているトレハロースと、代謝を促すナイアシンや葉酸が多いことが特徴です。食物繊維の含有量も多いので、腸内環境も整えられ、毎日快適なお通じをサポートしてくれることも期待できますね。
なめこ
ねばねばしたぬめりの元となるムチンやペクチンなど粘性多糖体を多く含んでいます。
ムチンは胃などの粘膜の保護や目の潤いを促す働きをする他、タンパク質の吸収を高める効果もあります。
含有量は栽培条件等で大きく差が出ますが、粘性多糖体の多いなめこは抗酸化作用に優れていることがわかっています。
マッシュルーム
世界で最も生産量が多いきのこで、和名はツクリタケといいます。
クセがなくて食べやすいホワイト種と、肉質に優れたブラウン種、加工に優れたクリーム種などがあります。
きのこの中で、唯一ホワイトマッシュルームが生で食べられます。
代謝を促すビタミンB群、ナトリウムを排出してむくみを防ぐカリウムなどが多めです。
注目の新栽培きのこ
タモギダケ
淡いキイロの傘。味はヒラタケに似て淡泊。アミノ酸が豊富。煮るとうま味が出ます。
バイリング
美白効果のあるトレハロースを多く含む。エリンギに近い品種。食感はアワビのようです。
トキイロヒラタケ
傘の淡い赤色は朱鷺は羽色と似ていることから命名。焼くときのこらしい旨みがたっぷりでます。
ヤマブシタケ
認知症の予防が期待できる成分を含む幻のきのこといわれています。汁物にして表面の白い針状部分に味を染み込ませると美味です。
ヤナギマツタケ
マツタケとは関係無し。茶樹茸とも呼ばれる。歯触りがシャキシャキしていて美味しいです。
まとめ
このように、きのこは様々な種類があり、形も愛らしい物や、大小さまざまです。
普段の食生活で、是非この優秀なキノコたちを摂り入れて、健康な食生活を送っていきましょう✨