特許まで取られたやましたひでこさんの「断捨離」という言葉。
この言葉がオリジナルではなかったと私が知った時の衝撃はとても大きかったです。
ミニマリストたけるさんが、断捨離と言う言葉を用いた動画を作っただけで450本の動画を削除せざるおえない事態に
人気ブロガーayakoさんも訴えられたりまだ記憶に新しい事件かと思います。
断捨離とは、ヨガの言葉だった?
『断行,捨行、離行』という教えがヨガにはあります。
この言葉は1976年にヨガの思想家である沖正弘さんがすでに提唱しておりました。頭文字を取って「断捨離」ですね。
この方は1985年にお亡くなりになっています。
パーソナルコンピューターを略して「パソコン」と呼ぶのと似ている気がしますね。
良く聞く『断捨離』というのはこれをまとめた、やましたひでこさんの言葉です。
『物を捨てる』という意味だけが広まっている気がしますが、
本来の意味を考えるとそれだけではないですよね。
断行 断つという事
外から入って来るたくさんの情報を断つ
テレビやネット見てると恐ろしい量の情報に溺れそうになります。
そして余計な心配が生まれる。 けっこうあるあるです。
『小さい時はテレビをつけっぱなしにしないで下さ~い。』
という教えは、いらない情報が脳を疲れさせるという意味だったのではないでしょか。
子どもって映像をじっと見つめたりしますし,音にとっても敏感ですもんね。
悪い(必要でない)習慣を断つ
分っちゃいるけどやめられないのでついつい甘い物、、とか。
明日は早いのにこの本やめられません、、、とか。
運動不足だけど今日は疲れたし明日からにしよう、、、とか
思えばキリがありませんね(笑)
捨行 捨てるという事
そのまんま、必要ないもを捨てる。
(もったいないけど無くてもいいか~的なかんじで。)
物だけでなくて、余計な考え方やいらない感情なども丸めてゴミ箱にポイッ。
「いつか使うかもしれないから取っておこう」そんな気持ちを考える言葉ですね
離行 離れる事
物欲から離れる。
人間関係のしがらみから離れる。
この3つの行をおこない余計なものをそぎ落とす。
執着を断つ、執着を捨てる.執着から離れると、
本来の自分が見えてきますよ~という教えです。
でもこれ、特許マークまで付けて使用するのは言葉狩りではないでしょうか?
一気に断捨離に対するイメージが悪くなってしまいましたが、私は使っていきたいと思います(笑)
やましたひでこさんが考案者じゃないのに著作権を取ってしまう。
この事件で、今後断捨離という言葉を使いたくないと答えた人がたくさんいらっしゃるようです。
断捨離とロゴのように使用してグッズでも販売しない限りは訴えることは難しいのではないでしょうか?
例えばですが「パソコン」って言葉使わないで!といわれたら「?」と思いますし。
まだまだ議論の余地はありそうですね!